漂流博士

仕事は仕事、人生は違うところにある。

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テルアビブで走る

12月に入ってもしばらく日中30度などという「冬が来ない」日々が続いていたけど、5日、思わず肩をすぼめて歩くような気温になり、日本から持ってきたヒートテックやタートルを引っ張り出した。そして、先週末は暴風雨が3日ほど続き、海岸沿いのレストランやバーが相当の被害を受けたが、イスラエル、そして、おそらくエジプトやレバノンを覆う大気が、完全に夏から冬へと入れ替わり、最北に位置するヘルモン山では一メートル以上の積雪で、イスラエル唯一のスキー場もオープンした。来る時は一気にくるのだ、友人も「中東だからね~、何でもジワジワじゃないんだよ」と言うので、そうそうと思わず相槌をうつ。

日中は太陽がポカポカと体を温めてくれるけれども、朝晩はコートが必要で、その中でスパッツをはいて、長袖を着てその上にティーシャツを着て走るという格好がちょうどよくなってきた。おとこ連中は、相変わらず、Tシャツと短パンが圧倒的大多数で、女性陣はスパッツもTシャツもきちんとしたランニング用に身を包んでいるので、僕はテルアビブでは、男性では珍しく女性的な格好で走っていることになる。

テルアビブの海岸沿いは、南北に遊歩道が続いているので、地中海を見ながら走るという極めて贅沢なジョギングコースとなっているのだが、もちろん、ジョギング専用ではないので、犬の散歩やら、海岸沿いのホテルに滞在している海外観光客が散歩していたり、といろいろな人達がいるので、そういう人にぶつからないようにしながら走る。

最近は、約10キロくらいを目標にしているので、中心部から南下してヤッフォという旧市街のある街までを往復するのだが、シェラトンやクラウンプラザといったホテルが立ち並ぶ中心地から徐々にアラブ系住民が居住するヤッフォに近づく5キロ程の短い距離を走ると、耳にする言葉が、ロシア語やフランス語、英語から、徐々にアラビア語、アラビア語アクセントのヘブライ語へとかなりクリアーに変化する。帰り道はその逆で、だんだんロシア語やフランス語が多くなり、自宅近くになるとほぼ完全にネイティブのヘブライ語になる。

中心部から北上しても海岸線沿いを10キロ走ることはできるのだけど、ここまで耳に入る音の豊かな変化はない。すれ違うのは、ウォーキング、ジョギング、またはサイクリングの人々が大半で、海外からの観光客がブラブラただ歩くということもなければ、アラビア語を耳にする機会もほとんどない。

テルアビブでも、多くのランナーは音楽を聴きながら走るけど、僕は昔から聴きながら走るのだけはどうもできず、数メートル前を見据えて黙々と歩を進めるだけの、地味な走り方なのだけど、テルアビブで走ると飛び込む言葉の変化が多様でいろいろと刺激を受けるので、それを楽しんでいる。

さらに、お見合いたばかりの若い宗教家のカップルが、微妙な距離を保ちながら夜間の南部の海岸を歩くということを、走るようになって発見するようになった。これもまた面白いのだけど、続きはお楽しみということで。
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