漂流博士

仕事は仕事、人生は違うところにある。

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イスラエルと日本の大型連休

イスラエルに来て一年が経とうとしている。「お~、久しぶり!」とイスラエル人の旧友や知人に何年ぶりかにテルアビブの街のど真ん中でバッタリ会うことが一ヶ月に一度はあるんだけど、なぜか日本人に会ったことはない。が、ようやく今日初めて目にした。遠くからでも、お、なんかちょっといつもとは違うアジア人だな、人と人の距離のとり方も、お互いの話し方なんかからもピピンと感じるな、と思った通り、近くに「○○トラベル、聖地巡礼の旅」と書いてあるミニバスを発見!「あ~、ゴールデンウィークだからか!」と思わず膝をたたいた。

こちらイスラエルは4月8日の過ぎ越し祭から29日の独立記念までの怒涛のお祭続きだったので完全に「連休後」のムード、改めて5月5日という日付にそうか、と何だか遠いことのように思う。ネット時代の今では距離感覚がつかみにくいことが多々あるけれども、共有する時間がズレていると実感すると妙に遠く感じるものだ。プロ野球の結果も、豚インフルエンザの感染者数も、数値的な情報はほぼライブで更新して共有できるけど、数字にはなりえない呼吸と同時に分かり合うものは遠くにいるとやっぱり分からないものだ。WBCの結果は知っていても、僕はその興奮をまだ感じることができていない。友人が全ての試合を録画したビデオを送ってくれたのでこれから見るのが楽しみだ。

さて、僕はかれこれ長いことイスラエルには関係しているけど、娘が幼稚園で習ってくる歌なんかはこれまで全く触れる機会がなかったのでとても新鮮。昨日などは「あおとしろ~、わたしのはた♪」とヘブライ語で口ずさんでいてドキリとした。

イスラエルは独立記念に向けて、もうこれでもか!という位の国旗をあちこちに掲げる。学校やバス、会社、そういう「おおやけ」の場所ならまだしも、マイカーやアパートのベランダなど「こじん」の場所に掲げる様子はいつ見ても驚くし、日本で長く生活したものの感覚にはどうしても馴染まない。1993年に私が最初に体験した独立記念の頃は、イスラエルとアメリカ二つの旗を車にたなびかせて走るのがやけに多かったことを記憶しているけど、数そのものは今もあの時も多かった。

娘の幼稚園の中にも「当然」国旗がいくつも掲げられていて、二本の線と星はお絵かきの題材にもなっているし、着ていく服も青と白、否が応でも身近なものになるのだ。そして、歌。私の旗は青と白なのだ。「私たち」と「わたし」が巧みに絡み合う瞬間、そんな独立記念日が4月29日、今も名残惜しむようにあちこちに青と白がはためいている。

娘の「あおとしろ、わたしのはた」の写真は船長ブログ
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