漂流博士

仕事は仕事、人生は違うところにある。

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「三つの祭り」の祭り

毎週金曜日発行される映画やお勧めレストランなどの情報が満載の週刊情報誌(テルアビブ版「ぴあ」)をめくっていると、「三つの祭り」の祭りがヤッフォであるというので家族三人で出かけることにした。三つの祭り、とはユダヤ教のハヌカ、キリスト教のクリスマス、そしてイスラム教の犠牲祭。犠牲祭は二週間くらい前に終わっているけど、ハヌカは真っ最中、クリスマスも24日を皮切りに継続中(ロシア正教は1月1日なので)、ということで、三大宗教の祭りを一気に祝おうというもの。祭りが三つ、とは、盆と正月なんかよりも賑やかで楽しそうだ。

ヤッフォは行政上はテルアビブの一部であるものの、アラブ人の街で、イスラム教徒とキリスト教徒から成る。きれいな教会もあれば、モスクもある。ここから車で20分くらいなのに、ビーチや若者が集まるカフェが醸し出す"かる~い"空気のテルアビブとは全く違う異国ムード漂う魅力ある街がヤッフォ。我が家がイスラエルに到着直後から二ヶ月間滞在した思い出の地でもあり、雨も上がり少し日差しも見えたのでミニドライブ気分で出かけた。

ヤッフォのメインストリートが約1キロくらい歩行者天国になり、横にはとうもろこしや綿菓子が並んでいたり、デザイナーがアクセサリーを並べた露天などがあったり、その真ん中をかなりの人が繰り出していて、ムードはフェスティバル!三つの祭り、とはいっても、基本はサンタクロースで、ハヌカの象徴のキャンドルもスフガニヤ(ドーナツ)もなければ、犠牲祭のムードもないので、我が家としては遅くちょっと変わったクリスマスとなったが、想像以上の人と垢抜けたムードで楽しかった。

ヤッフォに出かける直前にガザ空爆のニュースが飛び込む。先週かなりのロケットがガザから発射されイスラエル側に着弾していて、止めなければ攻撃する(そういう繰り返しはこれまで何度もあった)、とのメッセージが政府の中から出ていたので、軍事作戦は時間の問題だとは思ったものの、安息日のしかもこれほどまでの規模はかなり驚いた、というのは私だけではなく社会全体的な反応だと思う。今はハヌカで学校が休みなのだが、家にいてもロケットが飛んできて耐えられない、というガザ周辺に住むイスラエル南部からの訴えは、テルアビブで生活しているとブラウン管越しでしか聞こえないのが正直なところ。ここはロケット砲とも空爆とも無縁の生活が流れている。そういう背景での軍事攻撃に、果たしてどれだけの国民が支持するのだろうか。ちなみに、昨日新聞に出ていた世論調査では大規模攻撃反対が46%で、賛成は40%だった。

テレビのニュースを一通り見ていたが、ガザの惨劇の様子が流れ、ガザからロケットが着弾する街から中継レポートがあり(ヘルメットをつけるわけでもなく)、スタジオではテロ専門家、元軍人、国会議員などがインタビューを受けて状況を説明する、というのが主な構成。こんな時には、どんな報道をするのか興味がある。ほんの一例。キャスターはスタジオに来たゲストにストレートな質問を投げかける。「これほどの規模での攻撃は国際社会からの非難は免れない、それを承知の上での攻撃なのか?」と国会議員に問い、「ロケットを打ち込まれ続け危険に晒された国民を放っておける国はないわけであり、当然国際社会からも理解されるだろう」と議員が答えれば、「でも、実際に国際社会からはすでに厳しい声が上がっているではないですか」「(国際社会の理解を得られるなどと)願いたいものです」とピリリと切り返し、すぐに現場にカメラが移動する。もう一つ、お、と思ったのは、第二次レバノン戦争との比較(改善点)に触れることが結構多かったこと。

夜は放送がないので、明日の朝は6時半からニュース再開。(選挙を2月10日に控えた)タイミング、目的、作戦の期間、ロケット阻止の他の手段、その辺りの議論が中心になるような気がします。
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COMMENT
テルアビブの雰囲気がわかって良かった。
ガザへの攻撃(反撃?)はちょっと心配してたので。
でも、イスラエルのなかも一枚岩ではないんだね。
国際社会からどう見られるのか、を意識した発言がテレビで流れるとは新鮮です。
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