漂流博士

仕事は仕事、人生は違うところにある。

  

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(ちょっと無理しながら)あけましておめでとうございます。
海もいつもどおりに幼稚園に通い、仕事も普通どおり。街のバーでは2008年から2009年へのカウントダウンというのは存在するものの、それ以外の新年ムードというのはなく、盛り上がりに欠ける新年。ここでは直接危険を感じるわけではないけど、実際に多くの命が失われる紛争が漂わせる重く嫌な空気はここでも感じるので、なお更今年はいい年になって欲しい、とまずはガザと南部を頭に思いながら願う。

一昨日はかつて留学していた街にロケットが着弾し、以前から報道されていたロケット推定最大距離40キロに到達した。今日はお世話になった先生が亡くなって(参照:)その街にある大学で先生を偲ぶ記念講演が予定されていたのだが、(避難命令を指導する)民間防衛軍によってガザから40キロ区域内の教育機関の閉鎖指導があったために中止になった。私は、空爆が開始され、ロケット推定距離にその街が入っている事を確認した時点で、出席をキャンセルしていたが、あくまで「念のため」だったので、まさか本当に飛んでくるとは想像していなかった。

すでにガザへの空爆で400名近い死者が出ても、ロケットは発射され続け飛距離は着実に推定距離に到達している。武力ではテロの戦力を落とすことにはつながらない、という事例はアフガン、イラク(目標は国家であったが)そして第二次レバノンと枚挙に暇がない。先日の閣議で新たに追加された予備役2500名の召集に自分も入っているのではないか心配だ、という友人の言葉を引用すれば「どうしようもない命と時間の無駄」だ。そう言いながら銃もって戦場に向かう気分など、私には全く想像さえできない。

さて、2009年1月1日の一面は以下の通り。今日はイェディオットとマアリヴの写真は対照的です。

ハアレツ
Haaretz090101.jpg

写真は、ロケット被害に遭った建物を訪問するリヴニ外相
大見出し:閣議は紛争継続を決定;国防軍早い展開を求む
小見出し:対ハマス戦争:政府はフランスによる停戦案を拒否。イスラエルの条件:国際社会による査察。ロケット約70発がイスラエルに着弾、ガザの死傷者は395名へ。民間防衛軍は緊急状況区域を拡大。
世論調査:52%ガザへの空爆継続、19%地上戦を含む作戦の拡大、20%即時停戦努力、9%分からない/未回答
(対象は472名)
ちなみに、左下の広告は左派政党による停戦を訴える広告。

補足:フランスによる停戦案とは、人道的観点による48時間の一方的停戦。オルメルト首相は、開戦時から一日約100台の医薬品、食料を搭載したトラックをガザへ通過させている事実より、ガザに人道的な危機が存在せず、フランスの提案は受け容れられないとの説明。


イェディオット・アハロノット
Yediot90101.jpg

写真は、ロケットが着弾してもカウントダウンパーティーで2009年到来を祝福するベエルシェバの若者。
大見出し:危険範囲拡大、ガデラ町でも休校;オルメルト首相バラク国防相を非難
小見出し:首相、フランス外相と停戦について接触したバラク国防相を激怒○国防相オフィス:指導者と会話をするのは大臣の権利
補足:フランスの停戦案はフランス外相からバラク国防相に直接伝達。オルメルト首相はインターネットで初めて知りそれが逆鱗に触れたとの報道も。国防相が停戦情報を報道に流し、その後国防軍がそれを否定する、という稀な展開が起こりました。

マアリヴ
Maariv090101.jpg
写真は、ガザとの境界で待機する国防軍兵士
大見出し:ガザへの分かれ道:イスラエルは地上戦に向けて前進、しかし政治レベルでは停戦を模索
小見出し:地上戦は不可避の模様■しかし、政府は政治主導での作戦終了の可能性を諦めず、ハマスにロケット中止を強く迫る■本日時点、20万人の生徒が自宅で待機。

12月25日、久しぶりにブログ更新をしたら27日に空爆開始となり、久しぶりなのに紛争情報ばかりが続きますが、少しでも早く終わることを心から願いつつ。
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