漂流博士

仕事は仕事、人生は違うところにある。

  

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ナイトマラソン出発前

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このポスターが結構「走ってみるか魂」を誘うんですよ。ネット広告でこれを見たのが今回申し込んでみようと思ったきっかけ。
この写真は25日から設置された受付会場。夕方4時から8時までTシャツとメモリーチップを受け取るのです。
参加人数は一万人!

この広場は、テルアビブ市役所前の広場で、95年にラビン首相が暗殺直前に和平演説をした場所で、今も様々な集会やイベントが行われるところ。今回は出発前の1万人がストレッチしたり準備したりする場所になりそうです。

受付会場に接近したところ。ティーシャツを試着しているあたりが「イスラエルだな」と私などは思ってしまいました。私は申し込んだMがあったので試着せずにうけとり本番に備えます。
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スタートラインの設置準備(28日)。後ろに見えるのがテルアビブ市役所で、この目の前の幹線道路イブングビロールから一斉スタート。スタートまであと8時間。


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足への空気入れ

私も船長も体育会系である。いや、「体育会系であった」とちゃんと現実に即した自己認識が必要であることを私も船長も最近実感している。

走り出してから、すねの辺りとひざの辺りがどうも痛い。筋肉痛ではなく、また、捻挫のようなものでもないのだが、どうもそこらへんの筋なのか何なのか、体内を縦に走っている線が「ガチガチギシギシ」と何か硬いものに絡まったような不愉快な、明らかに初めての感覚。これまでの運動不足の代償だな、とついついうつむき加減に歩いてしまう。地中海を見て走るということにはしゃぎすぎたんだ。

そんな最中、船長が「足には三本の筋肉があって、ここをこうやると真ん中の筋肉、そして内側にして、そのあとに外側にして伸ばすと、三本の筋肉が全て伸びるんだって」と実践しながら教えてくれる。その瞬間、それだ、まさにその筋肉を伸ばす感じを足は欲しているのだ、と私よりも足が大いに興奮した。

それでさっそくやってみた。「ガシガシギシギシ」していたひざの裏やすねのあたりが、伸ばしながら「ムニュムニュホカホカ」してきた。キューっと詰まっていたホースを伸ばしながら、その広がった空間に血液がぐんぐん流れるような、足が息を吹き返したような、私までもが嬉しくなるような、これまたはじめての気持ちよさが足から全身に広がった。

これだ、このストレッチが不足していたんだ。長年使わずに詰まっていた血管、筋肉、筋に息を吹き込むように広げるストレッチ、これを足は欲していたんだ。

しばらくギシギシと呼吸が合わなかった足と全身のリズムがすっとよくなり、久々にタッタカと足を運べるようになってきた。

よし!

今日は31日に出場するためのゼッケンつきTシャツも取りに行き、上向き加減で本番に望めるような気がしてきた。伸ばしてがんばるぞ!

一週間後に向けて

ふっと目にしたポスターに「お!」と反応して申し込んだのがナイキHumanRace。
全く知らなかったのだが、なんと世界25都市で開催されるミニマラソン大会で、ニューヨーク、シカゴ、日本では富士山(本栖湖)でも行われる地球規模の10キロレース。テルアビブがその一つの会場ということになる。

イスラエルのサイトはこちら
日本のサイトはこちら


ということで、久しぶりに走るいいきっかけができて走り始めている。地中海沿いの都市テルアビブの海岸沿いには歩行者専用道路があって、朝からランニング、自転車の人たちでいっぱいで、「走るぞアドレナリン」が充満している。海を見ながら走るなんて夢のようだ、が、久々に走る足の筋肉が完全に衰えていることを受け入れるまでに随分と時間がかかる。「こんなはずじゃない」「もっと走れるはずだ」それは思い込みであることを、今の現実と共にようやく受け入れることができるようになってきた。

出発は8月31日夜8時45分。暑い日中を避けたすばらしい時間帯。日中は日差しが強くて暑いものの、朝晩は風が涼しく気持ちがいいのです。

地中海性気候のど真ん中テルアビブより。

テルアビブでイスラエル

イスラエルに来て3ヶ月が経過した。いや、私にとってはテルアビブに来て3ヶ月が経過した、という感覚のほうが強い。何度見てもハッとするほど美しい地中海、そしてそこで水しぶきを上げて戯れる老若男女。高齢者とフィリピン人介護者がのんびりとベンチに腰掛けたり手をとりながら散歩する姿が欠かせないアベニュー、そこに立ち並ぶカフェやレストランで他愛のない会話楽しむ若者たち。「見てよ、私のファッション」と言わんばかりに主張しながら歩く女性たち。どれも私のこれまでの4年ほどのイスラエル経験にはなかったものであり、新鮮である。

夕方海に散歩に行った時のワンシーン。この画面では限界があるけど地中海の海と空の色は最高です。
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私がはじめてイスラエルに足を踏み入れたのは90年代初めなのだが、その頃と大きく変わったことの一つに「ジャパニーズフード」レストランがある一定の市民権を獲得し、コンビニでもお酢やノリを見るようになったことがある。結構コジャレタ雰囲気のレストランで、軍服着た若者が(18歳から徴兵なので、日本で学生を見る感じでイスラエルでは兵士を見ることがある)たちが箸を使って麺を食べている姿など、その当時は想像さえできなかった。今でもかなりシュールに見えるのだが、でもそういうシーンはなくはないものとして少なくともテルアビブでは見ることができる。

私たちは日常的にジャパニーズレストランに行く必要はないのだが、会食などの時には話のネタにもなることもあってこれまでに何度か「お手並み拝見」と足を運んだことがある。

私は個人的な趣味として、味よりも店の雰囲気だとか、お客さんの振る舞い、店員の振る舞いが気になるのだが、「ネイティブ的感覚」からすると、どうしても何かがおかしい?と反応してしまう不調和な感覚は面白い。ので記念に記録するようにしている。

テルアビブのど真ん中にあるヌードルバーに行った時に、おっと思ったものです。全てのテーブルでしょうゆがこんな風に置かれていました。ちなみに、この丸い「GYOZA」(約600円!)はなかなかグーです。


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真実と勇気

地元の人のような顔で「フツー」のこととしてテルアビブを歩けるようになったものの、街の中で「お!」とその場の特別な空気を感じることはまだまだある。自分にとっての「フツー」とテルアビブにとっての「フツー」が一致しない時である。ちなみに、テルアビブの外からやってくる人にとっても「フツー」ではない空気がテルアビブには流れている、ので単純に日本との比較というわけではない。
が、やっぱりこういうものにはついつい「お~」と思わず足を止めてしまう。

ここに彫っちゃうことの勇気、しかもそれを「みせちゃおう」と髪をアップにする瞬間の勇気、ちょっと私には想像もつかない。この人の名前がMAMIというのでもなく、彼女はこれが「真実」だということを分かった上で彫っている。う~んすごい。

もう絶対こんなの見えないな、と自分に言い聞かせて勇気を振り絞ってお願いした写真です。

真実mini

真実

旧友との再会

予想以上に時間がかかった生活立ち上げ期間、あっという間の3ヶ月。「おお、久しぶり、近い打ち会おうな」と約束していた旧友たちともなかなか会うことができず、ここ2週間でようやく「久しぶり!」と硬い抱擁を交わすことができている。3週間後くらいには会おう、と言っていたのが3ヵ月後に実現。大人になると時間の束がでかくて困る。

さて、ほんの先ほど、留学時代の友人二人が我が家に来て抱擁、そして乾杯と嬉しい再開をした。留学時代は、ヘブライ語のクラスで出会った友人を介して本当に暖かないい仲間に出会えたのだが、今日はそのうちの二人。

一人はヘブライ語クラスで一緒だったフランス出身のアリエル。実際授業で一緒だったのは半年くらいで、その後一緒にいろいろと遊んだ仲間の一人でもあり、私にジャズ好き魂を分け、そして小曽根真を紹介してくれた人である。

もう一人はアリエルの元ルームメートで、サッカー大好き人間のアロン。サッカーが大好きで、自宅を日韓ワールドカップ観戦会場にした人であり、よく一緒にサッカーを見て、私に帰国の記念にと地元サッカーチームのキーホルダーをくれた人である。

そんな二人が遊びに来たのだが、旧い友人というのはたまらなくいいもんである。何かを勘ぐったり、余計なことを考えずにヘブライ語で話をするというのは、この空気にぴったり合っている。

学生時代は夜な夜な遊んだ三人も、今はしっかり仕事を抱えているので早めに切り上げたものの、この短い時間でも随分堪能した。仲間はいい。

5年半ぶりの時間は感じなかった、けどそれぞれやはり変化はあった。

アリエル、最近、安息日(金曜日夕方から土曜日)を守り始めたらしい。すなわち、安息をするだけにその時間を費やし、大半のイスラエルの人々のように車でどこかに出かけたり、友人と電話をしたりすることはしない、という生活をするということである。実は安息日だった昨日電話をした時に出なかったので、「もしや」とは言ったものの、本当にそうだったとは、かなりびっくりだったのだが、まあアリエルならそうした展開も分からなくもないな、と感じながらこの文章を書いている。

アロン、サッカーはもう見なくなたのだそうだ。いや、それはちょっと寂しい。4年に一度だといって授業そっちのけで観戦に没頭していた彼がサッカーを見ないとは。いや、こう書きながらも何とも寂しい展開である。

そういう私は、う~ん彼らにとって何か変わっていたんだろうか。

いずれにしても、5年ぶりの再会は短いながらもギュッとつまった、それでいてほんわかといい時間だった。再会は、これからしばらくの「よろしく」でもある、とにかく静かな夜であった。

お待たせしました!

久々の登場でございます。これまでちょくちょく「どうなってるんだろう?」とのぞいてきてくれた方々どうもご心配おかけしました。

何かを当たり前に続ける、というのは一定の生活のリズムが落ち着かないとできないもので、「移転過程」にいたこの三ヶ月はこうして家の中でゆっくりとパソコンに向かうという時間がポツ、ポツ。引越し、掃除、荷解き、アパート探し、IKEAの家具作り、荷解き、それに、その合間に寝かせつけた娘と一緒に寝入ってしまうこともしばしば。最近2月頃から続いていたダンボール生活からよ~うやく開放され、この家からみえる夕日で一日の疲れをホッと休めたり、論文を読んだりする余裕もできてきた中で漂流再開。

5年目くらいのイスラエル生活も地に足着いて、初のテルアビブ生活にも随分地に足着いて、「地元の人」のような顔して落ち着いて歩けるようになった。が、いまでも「お~何だよこれ~」と思わず目が覚めるような時はしばしば。今回はこれ。と思ったら写真取り込みができないので数時間後。

いずれにしてもこれからもよろしくお願いします。
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